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ディーゼルエンジン
解説テキスト

【状況】
以前のディーゼルエンジンは、黒い煙がもうもうとあがり、環境にも健康にも悪そうなイメージ。しかし、ここ数年、ヨーロッパでは、販売される自動車の半数近くがディーゼルエンジンだという。ディーゼルエンジンはどのように進化したのか?

【分析】
ディーゼルエンジンは、燃費が良く、耐久性が高く、低速でも力強いなどの理由で日本では主にトラックなどに使われている。黒い煙のイメージはそのイメージ。
しかし、ヨーロッパでは、地球温暖化対策として、二酸化炭素を出す量がすごく少ないという理由で、ディーゼルエンジンが一般的になった。
ディーゼルエンジンは、快調に動かすと窒素酸化物(NOx)が増え、不完全燃焼だと黒い煙のもとである硫黄酸化物(SOx)が増える。
実は、ヨーロッパでは、硫黄分の少ない、北欧の北海で産出する石油が、ディーゼル燃料のもとになっているため、もともと硫黄酸化物が少ないという面もある。
最近は、コモンレール式ディーゼルエンジンというコンピュータ制御によって不完全燃焼をなくす方式が主流となり、黒い煙と窒素酸化物の両方の問題の解決にめどが付いた。そのため、普及に弾みがついた。
ディーゼル燃料の方でも、植物原料のバイオディーゼル燃料が出回り始めたために環境負荷も小さくなってきている。

【結果】
電気自動車へのつなぎとして、日本でもディーゼルエンジンとモーターのハイブリッドカーが開発されてもいいかもしれない


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